1961-06-01 第38回国会 衆議院 商工委員会 第46号
案の定、どうですか、繊維はどんどん上がってきた、特に毛製品のごときはぼんぼん上がってきて、二千円を飛び越えるようになった、その結果は、輸出材料としての毛糸の購入にさえも、その手当にさえ難渋するという結果を、今招来してきたわけです。具体的にいえばそういうことでございまするが、これを一つ先生、法律的な立場から解釈していただきます。
案の定、どうですか、繊維はどんどん上がってきた、特に毛製品のごときはぼんぼん上がってきて、二千円を飛び越えるようになった、その結果は、輸出材料としての毛糸の購入にさえも、その手当にさえ難渋するという結果を、今招来してきたわけです。具体的にいえばそういうことでございまするが、これを一つ先生、法律的な立場から解釈していただきます。
日本の現在の在庫の状況を見てみても、そういうふうな基本物資、基本原材料の在庫が比較的豊富であって、これが漸次生産にただいま回って、そうして新しい輸出材料として加工されつつあるのが実情であります。従って、物価はひどく上らないであろう。また本年の輸出に対する見通しについても、今後の輸入に対して、ただいま持っておる手持ちを調節することによって、われわれは輸人のバランスというものが悪化するおそれはない。
蚕糸の問題につきましては、昨日もお答えいたしましたように、非常に困難な状態にありますけれども、とにかく大事な輸出材料でありますから、これを多少の工夫をいたしましても、無理をしても、できるだけ輸出に持つて行くようにすることが国益を図るゆえんであると存じまして、これはできるだけ速かに、近日中にこの処置を講ずる考えでおるわけであります。具体的にはいずれ他の機会において申上げることにいたします。(拍手)
現に通産省の御発表によりましても、二十六年度に比べますと二十七年度のいわゆる輸出材料の在庫増というのですか、原綿が四十万トンから六十一万トンにふえておりますし、鉄鋼が三十八万トンから二百六万トンにふえております。粘結炭についても三十二万トンから六十六万トンにふえている。
從いまして、輸出材料を買入れるところの貿易資金の金が不要になつてくるというような状況でありまして、この円資金の勘定といたしましては、赤字を生じないというようなことに相なつてきたのであります。從いまして、一般会計から赤字補填のために繰入れることを予想しておりました全額を、ここに減額することにいたした次第であります。
この二百七十五万トンに、本年度総供給量七十二万トンを比較すれば、わずかに二六%の供給率となりまして、この七十二万トンをもつて、二百七十五トンの場合の配当量をそのまま充当すると仮定いたしますと、石炭、電力、肥料、陸運、船舶の五つの部門への配当に足るのみでありまして、他の鉄鋼、鉱業、繊維、石油、化学藥品、ガス、製塩、蚕糸、特定機械、医藥衞生、農機具、土建等の大部分の産業部門並びに通信、生活用品、官需、輸出材料